糠平湖から三国峠(河東郡上士幌町)

旧士幌線の幌加駅跡。

ここで1954年の洞爺丸台風について概要を。
同年9月、北海道を襲った台風15号は、多くの意味でエポックメイキング的な自然災害となりました。その特徴として、
①強烈な勢力を北海道に上陸しても維持していたこと(⇒北海道の原生林が壊滅的な被害を受け、層雲峡管区では50年分の材木が失われた)
②青函連絡船「洞爺丸」の出向時にちょうど函館上空に台風の目があったため、天候が回復したと判断した船長が船を出したこと(⇒「台風の目」の存在が広く膾炙するきっかけとなった。また気象衛星からのデータで台風の状態などを判断しニュースで流す遠因となった)
③出航後洞爺丸が沈没し1,155名を超える犠牲者を出したこと(⇒青函トンネル建設のきっかけとなった)
④岩内町で発生した火災が強風に煽られ、町の8割を灰に帰したこと
・・・など、道内の歴史に残る災害だったのです。水上勉の小説、更に同小説を映画化した国内屈指の名作、「飢餓海峡」の舞台ともなりました。

そしてこの幌加地区でも大量に発生した倒木の処理のため、多くの人夫が集まり、最盛期には駅周辺には80戸の家屋と350人もの労働者を擁するようになりましたが、倒木処理が済んだ後は急速に過疎化が進行し、1978年の士幌線一部廃止にともない、この幌加駅も役目を終えたのです。

こんなノボリも、他県ではなかなかお目にかかれませんよね。

国道273号線の、特に十勝三又から三国峠にかけての風景は、まさに日本離れしています。道が移動の手段というより、旅の目的地そのものになるような、そんな場所です。

そしてテレビコマーシャルでもおなじみ、三国峠の「松見大橋」の遠景。道内の道路最高標高地点(1,139メートル)でもある三国峠にある展望台からは、実はこの橋を眺めることはできません。
松見大橋からもう一つ上に登った、「緑深橋」から、この風景を堪能できます。まずは緑深橋の欄干と一緒にパチリ。

次は欄干なしでのショット。

三国峠から層雲峡方面へと下ります。2016年の台風10号で橋桁がポッキリ折れた高原大橋も、先月(2019年9月)、無事架け替えが完了しました。撮影時の10月下旬、大雪山系の頂上付近は既に雪に覆われていました。

For English.
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From Lake Nukabira to Mikuni Pass (Kato County)




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